3/13/2015

マリーアントワネットの階段に思いを馳せて。

パリから戻り自差ボケで、夜中に
しっかりと目が覚めてしまいました。(苦笑)
母の手術は成功し、一安心はできましたが、やはり余りにも遠過ぎて、
無力な自分が情けなくて…という
思いがあります。

それでも、買い付けは大満足の行くものとなり、一安心。
こんな最悪の状況下でも、かわいい物を探せてる自分が恐ろしい!笑
今回の事で私の天職はやはりコレなんだと、つくづく思い知らされた訳です。(苦笑)

こうして30年もの間、皆様に喜んで頂ける商品を見つけ続けて来れたのも、芯から自分がオシャレをするのが大好き! だから。
只それだけです。

近年は安くて簡単に楽しめるファストファッションが横行する世の中になり、多くの方がファッションに目覚めなくなってしまい、私としては寂しい限りなんですが、精魂込めてデザイナーが作る素晴らしいお洋服には、ファストファッションにはあり得ない、時代や年齢には関係なく、着た人のテンションを上げてくれるという不思議な魔力が宿ります。
そんなファッションをこれからも
私は皆様にお届けして行きたいと、
今回は更に強く強く思い直した出張です。

なぜなら、この写真の階段の手摺は
あのマリーアントワネットがプライベートで暮らしたプチトリアノンのものです。
時代を越え今もマリー様が触ったであろう手摺は私達にも触れられる存在です。
良い物を作れば、時代を越えて愛される。
この価値感は物を作る側が、長く愛される事を想定して、精魂込めて作られたからこそ感じられる、人の思い入れ、つまりは愛情です。

大量生産とは比べ物にならない価値。
アナログならではの人の思いが詰まったデザイン。
その温かい温もり…

これからも世界一素敵な最先端を皆様にお届け出来るように、頑張りたいです。
長く愛される事を大切に…

3/04/2015

パリ出張

実は今回のパリ出張は、経費節約の為に私がひとりで来ることに。
でも、寂しん坊の私はひとりが嫌で
友人を誘い連れて来てしまいました。
着いて来てくれた友人に感謝感謝。
m(_ _)m

どんな旅になるか、楽しみだけど、
テロとか、危険な事がいっぱいの上、旅行者も少なくて…
飛行機はご覧の通り貸し切り状態。
エコノミークラスも広〜い感じ。

実は今回は出発前日に母が転倒して、左手首と足を骨折してしまいました。
とても心配だけど、私の留守中に手術します。
つくづく、私は親に縁がなく、大事な時にいつも出張で留守しなければならない運命…

父の危篤の時もパリ出張に旅立たなければならず…
父はパリまで知らせに来てくれた。

そして、母が大腿骨を骨折した時はNYで買い付け中…
その母の手術の時はなんとパリ出張…

東北の地震の時はロンドンで…
誰の役にも立てず

そして今回もまた手術する母を置き去りにしてパリなんて…

人には与えられた宿命というものがあるんだと思いますが、つくづく
母には申し訳ないと思います。
頑張れ母!
私も一つ犠牲を払った分、良い買い付けを絶対にして帰ります。

私を愛してくれる両親は私の代わりに痛い思いをしてくれた。
無償の愛情はやっぱり親だけの特別な愛なんだ…

親孝行しなくてはとつくづく思います。
母を20年前にパリに連れて来てしまいましたが、良かったです。